(一社)中条青年会議所
2018年度理事長
舩山 博貴
所信
~はじめに~
私たちは、青年会議所(以下、JC)に明確な目的を持ち活動をしているだろうか。活動に参加をする中で、JCの必要性を理解し、より良い運動に繋げているだろうか。今日まで、中条青年会議所(以下、中条JC)は時代にあわせて運動を展開してきた。あらためて、先輩諸兄が取り組んできた運動に敬意を表すとともに、我々は「未来への挑戦」と、スローガンを掲げ、組織の方向性をひとつにする。そして、未来永劫と必要とされる、強靭な中条JCへと変革をするために、明確な理念を策定し、胎内市の明るい豊かな社会の実現に向けて、未来を創造する使命がある。
~未来の力を創造していこう~
胎内市は平成17年9月1日に旧中条町と旧黒川村が合併し誕生した。春夏秋冬、自然豊かな胎内市には、胎内渓谷の新緑や紅葉、日本一小さな櫛形山脈、夕映えの美しい日本海、自然環境保全に指定されている胎内川をはじめ多くの自然に恵まれた地域に約3万人が生活している。昨今、全国的にも少子高齢化により人口減少が社会問題となっている。胎内市も変えられない事実であるからこそ、より輝く人材を創出し、人が人を生かしより輝く人材が育つ地域になる必要がある。そのためには、行政、市民、諸団体、企業、金融、学校関係との連携が必要である。
そして、子どもの育成は親の責務であるが、社会全体で考えなければならない時代であると認識している。子どもを社会の宝と定義し、子育て支援に注力した地域を目指し、将来の社会補償制度のあり方や全世代で社会の宝を育む考え方を持ち、若者に対し提言していくことは、未来に責任を持つ考えを与えるチャンスである。
また、地域社会の発展に寄与することを目的に地域行事やイベントへの参加を通し郷土愛を大切に、地域に根ざした中条JCへと繋げよう。
~いきる力を創造していこう~
人は大きな夢や希望を持って生まれてくる。名前ひとつ、両親の思いを託くされ生きる。その「いのち」にはローソクのように長いものから短いもの、太いものから細いものがあり、時には自然の脅威や悪意を持った事件、さらには不意な事故によりいのちが終えることもある。私たちは、人として生を享け、多くの人たちの支えを頂き生きているのである。
人は、人生の中で憧れを抱き、夢に向かい挑戦をすることで心の糧となる。その夢に向かい挑戦をした結果によって、新たな未来が見えてくるのだ。そんな経験を心の支えとして、人生をより良く生き抜いていただきたい。
そして、子は親の背中を見て育ち、親も同様に生きてきた。戦後の苦労した世代から現代社会の私たちとは何が違うのだろうか。物が乏しい時代からなんでもある世の中に変わり、人に教わる時代からネットワーク社会により、各自で判断する手法にと進化しているように感じる。混沌とした時代だからこそ、先人たちが築いた陰徳ある背中を、未来を担う青少年に感じてもらいたいのだ。
あらためて、今を生かされていることに感謝を持ち、いのちの尊さを考えることで、正しい生き方になるのである。
~会員の力「拡大」を創造していこう~
20歳から40歳までの青年が不思議な縁を持って中条JCへ入会する。明るい豊かな社会を築くため、青年としての英知と勇気と情熱を持って、修練、奉仕、友情の三信条を掲げ運動を展開する。地域をより豊かにするために活動することは自身が幸せになるための一歩である。そしてあらためて活動に対する意義を明確にすることにより、JAYCEEとしての絆が深まっていくものと確信する。
地域には志を同じくする青年が多くいる中、仕事や働く職場によって出会いや交流が少ない現状が多くある。その若者へ出会いの場を提供し、共にJCの運動に参画することを促しながら、若者参加型JC運動を展開しよう。私たち若者の責務は未来を創ること。未来に責任の持てる世代だからこそ、新たなJC運動の姿を構築し、さらなる同志(会員)の拡大に繋がるよう私たちの運動を推し進めよう。
~組織の力を創造していこう~
組織の力では、中条JCの年間方針説明を関係諸団体に向けて発信し、共に地域社会で活躍する行政や諸団体と、共感が得られる地域交流を実現しよう。
また、JCは地域社会の共感を求め運動を展開しているが、地域社会への周知をより高めるために、ホームページやSNSを活用するとともに報道関係とも連動しながら、地域社会にJC運動を広める必要がある。
そして、学び舎であるJC活動で培った経験は、未来のJAYCEEに引き継ぐ重要性があるのだ。
~環境整備~
今後のJC運動を展開する上で、中条JCが永続的な組織になるために、会員拡大に成功しているJCの定款を参考に、未来への運動に挑戦できるような改善が必要である。
~結びに~
目に見える価値はお金ではない。優れた経営者は、目に見えないものを見る力を持っている。社内ですれ違った社員の顔色を見て、職場の問題を直観するような能力こそが、経営者に必要だと言われている。私たちは青年経済人として、あらゆる視点を持ち、経営と経済の最前線を担う人材を目指すべきである。
また、地域の発展が、自社の発展と直結すると考えるならば、我々は新たな挑戦として、本業を通した社会貢献運動を実践し、JC活動と経済的活動を結びつけ日本型経営のあり方を変革する考え方が必要だ。
我々は、JAYCEEとして「未来への挑戦」を胸に邁進しよう。
<2018年度基本理念>
おもいやりの心が 未来を切り拓く
明るい豊かな地域の未来を創造しよう
<2018年度基本方針>
未来を切り拓くために
1. 経済人としての資質を向上しよう
2. 地域のいきる力を育成する運動をしよう
3. 未来を共有し明るい豊かな社会を創造しよう
<2018年度重点事業>
1. 中条JC「理念」策定・未来創造事業
2. 創立40周年に向けて会員拡大の実施
3. 未来創造事業
4. 地域参加型事業
5. 夢や希望が持てる事業
6. いのちに感謝する事業
7. 「心技体」報恩感謝を育む事業
8. 異業種交流事業
9. 地域行事参加事業
10. 環境整備事業
<委員会事業計画>
■未来の力創造委員会
地域の一助として未来に繋がる運動を創造する
1. 未来創造事業
2. 地域行事参加事業
3. 地域参加型事業
■いきる力創造委員会
人材育成を目的としていきる活力を創造する
1. 夢や希望が持てる事業
2. いのちに感謝する事業
3. わんぱく相撲事業
■会員の力「拡大」創造委員会
JC運動を拡大する
1. 中条JC「理念」策定・未来創造事業
2. JCパンフレット作成
3. 会員拡大リストアップ・PDCA共有化
4. 異業種交流事業
5. 会員の力向上事業
■組織の力創造委員会
組織の円滑な活動や運動を創造する
1. 諸団体との連携創造事業
2. 卒業セレモニー事業
3. 総会、理事会、例会の運営
4. ホームページ・SNS発信・プレスリリース
5. 褒賞事業(会員拡大表彰・参画率表彰・他)
■事務局
1. 事務経理運営及び総務連携
2. 忘年会企画運営
3. 対外窓口
4. 登記対応
5. 環境整備事業