一般社団法人 中条青年会議所
2019年度理事長
井上 大輔
<2019年度スローガン>
心ひとつに絆へ ~地域を照らす希望となる~
<2019年度基本理念>
「積極的に行動する事で道を切り拓き強い絆へ」
<2019年度基本方針>
1.創立40年を振り返り新たな未来を築く
2.地域の魅力を探求し発信する
3.未来に輝く人材育成への取り組み
4.会員相互が理解し合う強固な運営作り
5.会員相互の資質向上による会員拡大
<2019年度重点事業>
1.創立40周年記念式典
2.地域の魅力を共感できる事業
3.わんぱく相撲大会中条場所の開催
4.命の尊さを学ぶ事業
5.新年式典事業
6.会員拡大
<委員会事業計画>
■40周年実行委員会
1.40周年記念式典事業
■地域力創造委員会
1.地域の魅力を共感できる事業
■人間力向上委員会
1.わんぱく相撲大会中条場所の開催
2.子供達と共に豊かな自然と融和を図る事業
3.命の尊さを学ぶ事業
■総務交流委員会
1.総務広報運営
2.新年式典事業
3.卒業式典事業
4.会員拡大
所信
~はじめに~
胎内市がまだ合併する以前、この地域を離れ進学のために上京をする自分がいました。期待と夢を胸に抱き小さなアパートに一人で暮らし、目標に向かって進む新しい生活の始まりでした。常に経験することが新しく新鮮で、共に切磋琢磨する仲間や大切な人との出会い、周囲の支え、自分の人生においてかけがえのないことが今でも思い出されます。
場所を変え、この故郷に戻り、新たな目標を持ち帰郷した時、そこには逃げる事のできない現実がありました。新たな生活の始まりでした、この地域からは逃げる場所はなくここで人生をまっとうすることに決心した時、はじめて自分が大きな決断をしたことのように今でも思い出します。
あるとき、とある人から青年会議所をすすめられ周囲の反対がありつつも入会した時、それは自分の中での大きな決断だったのかもしれません。そこには同じような境遇の仲間がいて事業や活動に本気で取り組む人たちがいました。毎日お酒を交わしながら青年会議所の在りかたや議論を交わし、時には喧嘩や涙する事もあった日々が上京した時の気持ちと重なる所がありました。すべてが新鮮で仕事や普段の生活からは経験することができない事をたくさん学ばせて頂きました。その歴史を築いてきた先輩諸兄に敬意と感謝の気持ちを込めて新たな挑戦が今ここからはじまります。
~創立40周年を迎えて~
1980年6月29日中条青年会議所は設立の意向を表明しました。時代の流れと共に変化を伴い、地域と共に発展してきた一つ一つの積み重ねが、今の中条JCを作り上げてきました。40年という節目を迎えるにあたり、先輩諸兄に敬意と感謝の気持ちを忘れず、この大きな事業を成し遂げます。現役のメンバーには少しでもこの事業を通じ、歴史に触れ、更なる志を持ち、より強固な組織を構築して頂くこと。そして、変化を恐れず常に前向きに挑戦することが、残された我々の責務であり使命であると考えます。
~地域の魅力~
自然豊かな胎内市には、まだまだ私達の知らない魅力がたくさんあります。多くの歴史を紡ぎ、過去から学んだ事こそが私達にとって本当に価値のあるものと確信します。その魅力ある地域をさらに探求し、対外的にも発信することで、その価値をあらためて検証することになります。地域の探求こそがこの現代に残された私達にとっての誇りとなるのです。町が持つ魅力を理解し伝え、未来に残していく事が、この地域の人々に共感を生む事と考えます。
~人間力~
少子高齢化の時代を迎え、我々責任世代が次の世代に何を伝え何を残していくのかを考えること、それは今一度現状の問題を見つめ直し、未来を担う人材と共に歩むことで、新たな発見がある事を理解します。人が地域を作り、地域が人を作るこの根源にある人材の育成に、LOM全体で作り上げる機運を高めます。2019年度は中条が主管となり、わんぱく相撲大会中条場所を開催します。
近年、社会環境の変化により子供達を取り巻く環境は年々変化しています。インフラ整備や情報化社会が進むにつれ、我々も対応を迫られる場面もある中で、本当に大事な事や物を、子供達から学ぶ事があります。今一度未来を担う子供達とともに、この地域に残された豊かな自然を見つめ直す機会が必要と考えます。
もし大切な人が身近でいなくなったらどう考えるか、私達はどのように行動していかなければいけないのか、真摯に受け止める場を持つ事は必ず個人の人格を形成するうえで必要な事と言えます。命の大切さや人の尊さを改めて実感し、お互いが思いやりを持てる環境を作り上げてく事が、いまの我々の責務であると考えます。個人個人が思いやりを持てる地域こそが本当にいい地域であると確信します。
~総務交流~
私達の活動や運動を行う上で必要となる強い組織作りは、青年会議所において必須ともいえます。まずは今年度の基本方針を発表する場を設け、強固なネットワークを構築し、どの方向からもわかりやすく取り組み安い組織運営を構築する必要があります。それには一人の課題を会員全体で取り組む組織運営が必要とされます。そして一年を通し、私達の運動や活動が皆様の御理解と御協力のもとに終わる事が出来る事を心から願います。
会員拡大についてはいまやどのLOMにおいても早急に解決しないといけない課題となっています。そこには技術力や経験といった質的な問題と、単に人数の減少といった量的な問題が存在し、どちらも両輪で取り組んでいかなければいけません。この課題に常に行動する強い決意を持ち運動を展開していきます。
会員拡大の根本的な活動は地域を担う人材との交流にあると考えます。それは青年会議所のみに留まらずすべての団体や個人との交流から共感できる仲間作りから始まりました。戦後、焼け野原だった日本を感じ、この国の再興は我々青年の責務であると立ち上げた創始の精神から今一度原点に返り運動を展開していく必要があります。
~結びに~
2019年度は中条青年会議所にとって今まで経験したことのない年度となることは間違いありません。志を持ち、故郷に訪れた時のような気概と覚悟を持ち、誠実に取り組む姿勢が必ず地域を変える、そして変えなければいけない事を自覚し運動を展開します。私達が決めた事なのだからそこにすべてを賭けよう、批判や失敗を恐れずひた向きに前に進む、だからこそ誠実に実直に行動するJAYCEEは素晴らしい。すべての会員が全力で1年を駆け抜けて心を一つにする先に、本当の絆が生まれる、それこそがこの地域を照らす希望となる。